音楽は、「演奏する」のではなく…
下手の横好きをたくさんもっているすとれちあ。ですが、
その最たるものの一つ、にピアノがあります。
ピアノを弾く、という行為、科学的には
「脳から命令が神経を通り(中略)、指を動か」しますが、
そんな表現で収まらない「何か」があります。
というのも、弾いていると、
「自分が(主体となって)弾いている」のではなく、
「弾いているはずの自分が溶けて、音楽の一部になっている」
という感覚になってくることがあるのです。
こうなると、何かに包まれているような、
不思議な暖かさと安心感、楽しさを感じます。
自分が自分でなく、何か大きなものに取り込まれたような。
集中、没頭、熱中、いろんな表現ができますが、
信仰をもつ者の「帰依」に近いものではないか、と思います。
音楽の偉大さでしょうか。
但し、いつでもこの状態になれる訳ではありません。
自分の心が波立っている時、曲のイメージが掴めていない時、
周囲がガヤガヤしている時、指が冷たい時、
何か支障があるとなかなかなれません。
機械的に譜面とおりに弾くことはできても、
ちっとも楽しくありません。
ですが、これらを乗り越え、落ち着いた気持ちで、
曲の情景や心情を思い描きながら鍵盤に向かい、
この状態になった時、「音楽になる」至福が訪れます。
あくまでも、私はピアノの「初心者」です。
上級者になれば、
また違う境地があるのではないか、と思います。
この境地に、コンスタントに入れたり、
入った時の感動がより大きかったり、
全く違う境地に辿りつけたり。
そんな期待を胸に、ピアノを続けようと思います。
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コメント
ワタシも小さい頃習っていたピアノ。結婚して、子どもが生まれたらピアノを買おうと思い、実際家を建てたときにアップライトピアノを買いました。で、自分も練習しています。(趣味です)
上手じゃないけれど、自己満足の範囲では楽しめています。
ムスメ(長女)と連弾したりして、結構楽しんでいます。
やっぱり音楽っていいですよねえ。ピアノ買ってよかったです。
投稿: ゆうまま | 2009年2月20日 (金) 20時21分
素敵ですね~!!
下手な横好きとはおっしゃってますけど(笑)
きっとお上手なんだと思います(*゚▽゚)ノ
私なんて小学一年生の時に習った先生が厳しくて
幼稚園児と比べられ・・・あっさり辞めちゃったんです(;-ω-)ノ
あのとき辞めずに続けていれば
身近に音楽のある人生だったかも・・・
「たられば」の話はダメですね(^-^;
いつからだって始めれるもんね・・・
でも長年音楽(音符)が全く苦手できた私には・・・\(;゚∇゚)/
音楽の一部に自分がなる!
なんて素敵な感覚でしょう( ´艸`)
投稿: ぴぐもん | 2009年2月20日 (金) 21時18分
ゆうままさん
おじゃりやれ
お子さんと連弾
なんて素敵な光景でしょう!
私の夢です。お羨ましい。
上手いか下手か、ではなく
(きっとゆうままさんは私なんかよりずっと上手なのでしょうが)、
楽しめる、のが音楽のいいところですよね。
投稿: すとれちあ。 | 2009年2月22日 (日) 10時01分
ぴぐもんさん
おじゃりやれ
そうですねえ。
私も「せんせー」ですが、ぴぐもんさんのピアノの先生、
ちょっと言葉を間違えてしまったかもしれませんね。
子どもには、結構大きな衝撃だったりしますよね
実は、私も似たような体験でピアノを辞めちゃいました。
もう少し大きくなってからですが。
でも、今でもどこかにその経験、活きている気がします。
とは言え、それに気づいたのは始めてから。
本当に、「無駄な買い物かもしれない」で始めたんですよ
好きなもの、惹かれるものがすべきこと、
気が向いた時がすべき時、
いつか、鍵盤に再度触れる機会が来るといいですね。
投稿: すとれちあ。 | 2009年2月22日 (日) 10時19分