「ゆりかご…」を書いて
2月28日に載せた「ゆりかごのうた」を
読んで下さった方、コメント下さった方、
ありがとうございました。
あの記事は、本来、私のような体験も見識もない者が
おいそれと扱える範囲の内容ではない、と考えています。
なので、記事にせよ、皆様へのコメント返しにせよ、
最大限の敬意をもって、書かせて頂きたいと思います。
あの記事は、日本がくぐり抜けた「戦争」という歴史と、
その歴史の中で愛されてきた
「ゆりかごのうた」という子守唄を
クロスさせて書きました。
徒に歌のイメージを重くするのは本意ではありません。
が、私はこう考えるのです。
「歌は作詞作曲された時に完成するのではない。
人とともに時とともに、
歌い継がれて、つくられていく」と。
「ゆりかごのうた」も、
作詞作曲、発表されたのは大正時代ですが、
昭和・平成と、歌い継がれて「今、ある」のです。
そして私たちは、その「今、ある」この歌に、
子への思いを注ぎ、子に聴かせているのだと思います。
歌が歩んできた「時」に思いを馳せること、
決して意味のない所作ではないと思うのです。
私が、最も好きな歌があります。
「ゆりかごのうた」よりも、
もう少し古くから愛されているこの歌も、
明るい曲と歌詞とは裏腹の時を歩んできました。
1週間後、この歌について書こうと思います。
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コメント
歌に秘められた背景なんてじっくり考えたことなかったなあ。。。
童謡については昔ちょっと仕事で携わっていたのですが、その作詞家や作曲家について広く周知することが目的だったので、歌詞そのものには目が向きませんでした。
確かに、大正・昭和の時代に作られた童謡・唱歌には、それぞれの時代背景が写されているものがたくさんあるんでしょうね。
今の子ども達にも伝えていきたいところですが、最近は、小学校の教科書でも、ワタシ達が子どもの頃に習ったような歌はなくなっちゃいました。現代風の歌や外国の歌が多くなったような気がします。
まあ、今の時代の歌だからいいんでしょうけれど、ちょっと寂しいような気がします
投稿: ゆうまま | 2009年3月 3日 (火) 21時47分
ゆうままさん おじゃりやれ
どんなお仕事かは存じませんが、
有意義なお仕事をされていたんですね。
ゆうままさんのブログから垣間見れる今のお仕事も、
やはりやりがいありそうですが。
私は今の教科書をあまり知らないのですが
昔の歌が少なくなるのは、さみしいですね。
今の歌、外国の歌の良さを伝えてあげるのは
もちろんいいことなのでしょうけど。
保育に携わる者として、いい宿題をもらいました。
ありがとうございます。
投稿: すとれちあ。 | 2009年3月 4日 (水) 15時23分