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子どもが最初に獲得すべきもの

私たちの何より大切な存在、子ども。

親にとっては自分の子、社会にとっては、その全ての子

子どもはそれ自体、愛すべきものだし、

未来を担う存在としても、

その存在の大きさに、異議を唱える人はいないでしょう

さて、この子どもたち、

どう育て、どんな大人にしたいですか?

ここで返ってくる答えは、人によって違うでしょう。

優しい人に育てたい、強い人に育てたい、

いつまでも子どもの心を持った人がいいか、

達観し老成した大人になってほしいか。

思いの方向はそれぞれ違えど、

どれもが、優劣つけ難い立派な思い。

でも、そのどれを目指すにせよ、私は

子どもが最初に獲得すべき能力は同じだと思います。

それは、「人を信頼する」能力。

ご存じのとおり、人は一人では生きていけません。

時には一匹狼な生き方もいいでしょうけど、

それで人生が全うできる人は、ありえません。

人は、人を助け、人に助けられ、

初めて生きることができるのです。

ましてや、より有意義な生き方は言わずもがな。

ここで、最低限求められるのが、「人を信頼する」こと。

猜疑心に凝り固まっていたら、無理ですね。

そして根っから人を信頼できない人は自分も信用できません。

いきおい、意志の弱い、腰の座らない人になってしまいます。

ニート、学力だけ高くて社会生活の送れない大人、

流行に翻弄されたり、すぐにキレたりする若者、

全て、とは言いませんが、これらの社会病理と、

この能力の欠如は、無関係ではないはずです。

ではこの能力、どうやって獲得するのでしょう。

まさか、能力を獲得したい大人がやるように、

勉強や練習を繰り返してできる、はずはありません。

「愛される」「望みを満たされる(誰かが満たしてくれる)

経験を通してしか、獲得しえないのです。

獲得する、と言っても子どもは受動的、

大人が、愛し、安らぎや楽しみを与えることで、

子どもはこの能力を「獲得」するのです。

しつけや生活能力の獲得も大切です。それは否定しません。

でも、それは後からでもできます、と言うか、

後から自然に身についてきます。

何でも子どもの言うとおり、とは言いませんが、

まずは子どもにとって、楽しく安らげる状態をつくる、

全てはそこから始まるのではないか、と思います。

さて、我が身を振り返ってみると、

「しつけ」の名の下、叱ってばかり…。

言ってることとやってること、矛盾しまくり

うぅ、子もんすてら。よ、ごめん。

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コメント

すとれちあ。さんのおっしゃるとおりだと思います。親からの愛、兄弟姉妹からの愛、家族以外の誰かからの愛。
愛されるっていうことは人を愛することができること。思いやりをもって、助けあって生きていけるってことだとおもいます。
だから小さいころはおもいっきり甘えさせてぎゅ~って抱っこしてあげることがとっても大切なんでしょうね。

今になるとそういうことが大切なんだってわかるような気がしますが、10年前には夢中で子育てしていたのでいろいろ失敗もあったかな。。
ま、今でもオニママだったりするんですけどね

投稿: ゆうまま | 2009年12月 4日 (金) 21時39分

ゆうままさん おじゃりやれ

厳しくすべき って考え ありますよね
それはそれで1つの見方なんでしょうけど
まず、厳しくすべきって言うより
親としていっぱいいっぱいで
厳しくなっちゃうって言うのが実際…

自分を反省するつもりで書きました\(__)

投稿: すとれちあ。 | 2009年12月 5日 (土) 23時30分

娘に、「おかあさん、私のこと信じてないんでしょう」と言われたことがあります。
「信じてもらえない行動しているあなたも悪い。」
なんて言ってしまいましたが、信じてもらった経験が少ない子に、信じてもらえる行動をしろ、と言った私が無茶だったのかもしれません。

投稿: クロッカス | 2009年12月 6日 (日) 01時08分

クロッカスさん おじゃりやれ

あ、それ私も言われた経験があります(子の立場で)。
ひとりの人間として子どもを尊重することと、
大人同士のように対等になるのは違いますよね。
子どもは(社会的倫理的に)不完全だったりするけど、だからこそ、
ありのままの存在を受け入れて、まずは信じてあげること、
大切ですねぇ。
言っていて、できる自信は全くありませんが…

投稿: すとれちあ。 | 2009年12月 7日 (月) 17時42分

ああ~~本当にそうですね~~!!
子供ってもちろん産まれた瞬間から
一人では生きれない生きていけない!
母親をはじめたっくさんの人から愛情をいっぱい受けて
育っていきますもんね!
ある程度大きくなると・・・どうしてもしつけないと!って
気持ちと(それを口実に・・・)
自分のイライラが子供に向いてしまってたり・・・と
いつの間にかある意味親の思いを押し付けてる
だけ?みたいになってました・・・
反省です・・・
もちろんダメな部分は教えていなかいといけないけれど
大きな愛に包まれているっていうことを
子供達が疑うことなく
感じていて欲しいです!

投稿: ぴぐもん | 2009年12月11日 (金) 01時08分

すとれちあ。さん
ほんとうにそうですね。
いろいろ、やさしい子になってほしいとか、
強い子になってほしいとか・・・漠然とあるけれど
果たして、子供にそうなれるように接してあげられてるのか・・
理想はあるけれど、なかなか現実問題難しいですよね。
あわただしい毎日。
後から、こうすればよかったかな、という後悔を
少しでもしなくていいようにがんばってすごしたいな。

投稿: ゆめ | 2009年12月11日 (金) 23時42分

ぴぐもんさん おじゃりやれ

私達は(っていうか私は…かな)「しつけ」の美名のもと 自分の感情や都合 考えを押し付けてしまいがち
もちろん 社会性を身につけてほしいし しつけや教育をする必要はありますが その受け皿である 子どもの心 は愛や温もり 楽しさが育てるものですよね

投稿: すとれちあ。 | 2009年12月13日 (日) 22時55分

ゆめさん おじゃりやれ

狼に育てられた少女が狼みたいに育ったように ああしろこうしろ ではなく 親に大切なのは「そうして見せる」事なのでしょうね
優しい人に育てたかったら 子どもに優しく って事かな
あぁぁ…できてない(*_*)

投稿: すとれちあ。 | 2009年12月13日 (日) 23時02分

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