地球に優しい「5つのR」
地球に優しい「5つのR」ってご存知ですか?
何となくは知っていても、全部言える方は少ないかも…。
私もその一人ですf^-^;
5つの中で唯一言えるのはRecycle(再資源化)くらい。
他にはRefuse(断わる)Reduse(削減)
Repair(修理)Reuse(再使用・再利用)があります。
これらを眺めて思いました。
一番効果的なのは、Refuseですね。
そこだけに注目すれば、環境負荷はゼロです。
そしてReduceでしょう。
それに次ぐのが、Repair、Reuseでしょうか。
あれ…、一番ポピュラーなはずのRecycleが
一番下位になってしまいました。
私はこれ、偶然ではないと思います。
実行することに対して、
一番努力や我慢が少なくて済むのがRecycle、
よく言えば、比較的手軽に始められますから。
逆に、Refuseは最も努力や我慢が必要ですね。
まず、自分の生活の中で、何を不要とするか、
一人一人が自分で考えなきゃいけないし、
その結果、「なくてもいいけどあったら便利」
と言うメリットを、我慢しなければなりません。
5つのRで負担するのは、私たちだけではありません。
Refuseに一番痛みを感じるのは、経済も同じですね。
最も経済効果が悪い。何しろ、売上もゼロですから。
これが、Reduceになれば、売上は減るけど、ある
Repairなら修理費、Reuseなら仲介手数料、
1には満たなくても、いくばくか経済効果もあります。
もちろん、環境への負荷も0以上1以下。
Recycleに至っては、どうでしょうか?
モノにもよるけど、かなりの工程を経る事も多く、
それなりに経済効果もあったり、します。
上記3つが0.2~0.5だとしたら、0.8くらい…。
穿った見方をしてしまえば、最も「カネ」になるエコ。
そして、私たちの「欲」もあまり痛まないエコ。ですが、
工程で薬品や燃料を使ったり排気・排水・排熱を出したり、
違う面で環境に負荷をかけることもあるようです。
だからRecycleを悪い、と言うのではありません。
しっかり5つのRの一角をなしている試み、
まだまだ期待大だと思います。
そこに努力されている方にも、敬意を抱きます。
ただ、私たちが安直にRecycleと思ってしまうことに
一抹の危惧を覚えない訳にはいきません。
他のRの選択肢が採れない場合こそ、
Recycleの出番ではないでしょうか。
私たちのエコは、努力・我慢・工夫が中心であるべきです。
その過程で、モノに頼らないシンプルな暮らし、
一つの物を最後まで使い切る愛着、
それまでの消費中心の生活にはなかった
「生きる楽しさ」が見つかればいいな、と思います。
| 固定リンク
「スローライフに必要なもの」カテゴリの記事
- 笑いは人の花(2012.04.24)
- 「絆」という言葉(2012.01.21)
- 「女」が流行になっていないか?(2011.11.18)
- この秋が教えてくれたこと(2011.10.12)
- 血液型と科学(2011.09.27)
コメント
こどもの受験時事では3つのRで覚えていました。なるほど。refuseとrepairか。。。どっちもちょっと面倒な部類ですねえ。
ワタシはrefuseはまあやっているかもしれないけれど、repairはほとんどないなあ。。家電製品も直すより買ったほうが安かったりするし。靴下の穴くらいつくろえばいいんですけどね。ついつい面倒で~。穴がこれはどうしようもないというところまで大きくなったら捨てちゃったりします(資源ごみとしてね)。ちょっと反省
投稿: ゆうまま | 2010年2月21日 (日) 20時04分
この前ね、ちょっと残しておいた豆腐の期限が切れてしまって生ごみ入れに捨てたことがあるんです。
それを子どもに見つかって、「なんですてるの、もったいないじゃん。」って言われました。
小さいころからエコが身近にあるのを感じました。
投稿: クロッカス | 2010年2月21日 (日) 23時53分
ゆうままさん おじゃりやれ
Repairは私もなかなかできないなぁ、
いろんなものをダマシダマシ使ってはいるけど
やっぱり家電・家具など(それ以外でも)は買ってしまうほうが
楽だし安いし、何より高性能なのが手に入りますからね。
どこかで断ち切らないといけないのでしょうが・・・。
でも、Repairしたりして長く使い続けると、エコやコスト効果だけでなく、
「愛着」って言う、もうひとつの価値が生まれますよね
投稿: すとれちあ。 | 2010年2月22日 (月) 23時38分
クロッカスさん おじゃりやれ
さすが、クロッカスさんのお子さんですね
食べ物は、エコであると同時に、(食育もそうですが)
精神的な存在意義が大きいですからね
(もちろん、繋がっている話ですが)。
私は、ほとんど賞味期限とか気にせずに食べてしまうのですが
(野蛮人です)夏とかはさすがに、
食べ物に「ごめんね」って言いながら廃棄してしまうこともあります。
反省しなければ、ですね。
投稿: すとれちあ。 | 2010年2月22日 (月) 23時42分
すとれちあ。さん
refuseか~。うーん。難しいな~。
repairは好きかも。
もともともったいながり?なので・・・
そうこうしているあいだに愛着がわくんですよね。
でも、なんだかんだ言っても、ごみはたくさん出してるし。
うーん。反省です。
投稿: ゆめ | 2010年3月 2日 (火) 22時38分
ゆめさん おじゃりやれ
repair、いいですよね。
↑のコメントにも書きましたが、repairは難しいというか、
なかなかできていないワタクシです。
でも、一番好きなのは私もrepairです。
今度書こうと思うんですが、愛着っていう
エコとは違うもう一つの価値を生んでくれますよね。
いや、愛着とかそういう、人間の自然なを大切にしたら
結果は自然とエコになるんだと思います。
投稿: すとれちあ。 | 2010年3月 5日 (金) 20時52分