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2011年1月

幼保一元化へのリアクション

幼保一元化が進められようとしています。

私は、幼稚園と保育園を分ける必要はない、

と基本的には考えていますが、

今、進められている改正には反対と言う、

ちょっと説明が難しい立場にいます。

私の勤めるぱいなぷる保育園も、園長はじめ、

職員の多くが反対、交流している多くの保育園も

子もんすてら。の通うここなつ保育園も

同じような立場です。

公立・社会福祉法人立の保育園関係者は、

(一概に言えるものではありませんが)

少なくとも賛成する人は多くないようです。

しかし、世間ではどうも印象が違うようで

「幼稚園側は反対、保育園側はおおむね賛成」

などと受け取られているよう…。

「保育園と一緒になったら、幼稚園の教育レベルが落ちる」

などと言う人も多いようです。これに対し、

私の周囲(反対する保育関係者)の中には、憤っている人も多く

「乳幼児期間を通じて、

また生活とあそびを混然として保育する保育園の方が

人を育てるのには適している」などの意見を見聞きします。

私はどちらにも賛成したくありません。

「幼稚園の教育レベル」って一体何ですか?

幼稚園にせよ保育園にせよ、

その保育(指導)内容は園によって様々です。

仮に保育園と一元化しただけで保てなくなるほどの

すべての幼稚園に共通し、かつ幼稚園だけにある

内容やレベルが存在するとは思えません。

ましてや、ここで言うレベルが、

単にその時の達成度だけを言うのであれば、

それは(今後、長い人生を歩む根を育む)

幼児教育の本旨から外れてしまうでしょう。

「保育園の方が適している」と言うのも、

また変な見方だと思います。確かに

幼稚園より年数も時間も長く、守備範囲は広いけど

園で過ごす時間だけが全てではありません。

そこを見落としてはいないでしょうか。

それに、

一言で言えるほど「保育園」って一枚岩ではありません。

公立や社会福祉法人立ならば

幼稚園に負けないほどの設備がありますが、

営利法人立や認可外となると

園庭もほとんどなく、イモ洗い状態も珍しくありません。

それも含めて「保育園の方が…」って言えるのか。

そして、営利法人でも参入できる「保育園」には、

残念ながら「子どもよりも儲け」を優先させる

業者がいることも、否定できません

(今回の改正に「賛成」なのは、

基準緩和で増園が容易になる事を期待する

こうした業者ではないかと思います)

幼稚園出身者にも保育園出身者にも

出世した人もいれば人生を楽しんでいる人もいる、

悲しいことに自殺してしまう人もいる、

単純に、どちらがいいとか言えるものではありません。

本気で子どものことを考えるなら、

ここは両者とも、踏ん張りどころ。

仲間割れをしている場合ではありませんよ

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そろそろ喫煙権について考えませんか?

私は嫌煙家です。

煙草を吸う人なんていなくなればいいと思います。

自分や家族の前で煙草を吸われたくないし、

喫煙で健康を害した人の医療費に、

自分の納めた社会保険料が使われるのも嫌です。

が、これは私の気持ちの問題。

煙草を好きな人は確かにいるし、

煙草を吸う権利は成人の誰にも認められるものです。

思えばここ数年いや数十年、

煙草を吸う行為は、圧迫される一方でした。

場所を制限され、時間を決められ、

値段を釣り上げられ、迷惑がられて。

これに対して、愛煙家以外からは、

ほとんど反論を聞いたことがありません。

って言うか、私もそう願っている一人ですし。

愛煙家、随分肩身の狭い思いではないでしょうか。

煙草が迷惑、百害の源、私もそう思います。

ただ、それに対して、

愛煙家だけが反論するだけでは話は泣き別れのまま…。

いつか、次第に圧迫された愛煙家は、

朱鷺のような絶滅危惧種になるかもしれません。

でも、私はそれを望みません。

煙草を吸う人がいなくなるのは歓迎ですが、

それは追いやられて絶滅するのではなく、

周囲の迷惑や健康を考えて、

前向きに煙草を卒業してほしいのです。

愛煙家の中には、嫌煙権を真面目に考える人もいます。

同じように、嫌煙家・非愛煙家からも、

喫煙権を真面目に考える動きがあってもいい、

権利は権利として尊重していいと思うんです。

周囲に迷惑のない範囲で、

気持ちよく喫煙できる状況や住み分け方を

双方から考えていけたら、

素晴らしいと思いませんか?

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これからの育児方針

子育てをしている方、育児方針ってお持ちですか?

私は、持っています。って言うとエラソーですが…。

要は、「親として、こんな育児をしたいな」

って言う希望・気持ちを頭の中で考えているだけ。

気持ちだから、いつやめるか方向転換するか、

何ともテキトーなものですが。

さて私は、エコロジー、いやEcologyを据えたいところ。

ここでわざわざ横文字、アルファベットにしたのは

日本語と英語で、ニュアンスが若干違うから。

日本語でエコって言うと、環境への影響が小さいこと、

そんなニュアンスになりますよね。

象徴的なのが「もったいない」と言う言葉が注目される事。

とても大切な事だし、これも伝えたいけど、

幼児には、もっと自然をポジティヴに楽しんでほしい。

海好き魚好きイルカ好きの子もんすてら。

そこから派生して、(元々ですが)

今や、動物や自然の世界に一番の興味があるようです。

単にカワイイ、とか面白い、ではなく、

動物同士、それから植物や周囲の自然との

有機的つながりと言うか、

以前記事にも書きましたが、「自然の摂理」。

そんなものに興味があるようです。

↑そりゃ、私が洗脳したようなモンですよね(-_-;)

これらを通して、もんすてら。は、

自然の中の「つながり」を知っただけではありません。

「知」と言うものがつながっている

そして、そこに「知」の楽しさがある、

と気づいてくれました。

例えば、魚に興味を持てば、

名称を覚えます。文字を覚えます。

大きさは数字や単位に興味を持ちます。

分布は地図や季節、気候を知らしめてくれました。

写真で見たきれいな魚は、海に潜れば本当に見れる、

実像と書物のつながりもわかりました。

その魚を食べることもできる、アプローチは違えど、

みな、同じ魚と言うことも面白いことです。

得た知識の量が問題なのではなく、

知ることが、それらがつながっている事が楽しい、

これに気づいてくれたのが、何とも嬉しいこと。

今は、これを思いきり伸ばしてやりたい、

と考えています。

ただ、マニアには育てたくない、

幅広いいろんなものに興味を持ってほしい。

ここで、以前から好きだった電車や人形あそび、

それらの存在は、まだまだ大きいものですし、

それも「知のつながり」の一環を成してくれます

(例えば、

小田急ロマンスカーの行く小田原は、鯵の干物が名物。

これは、鯵がその辺を泳いでいるから…、とか

世界最大の魚、ジンベエザメの大きさは1214m

江ノ電の車両1両分くらい…、とか)

本人の将来の夢は、水族館の職員

(とりわけ、イルカトレーナー)

それもまた、良いと思います。

いつか、私を超す海好きになってほしいな。

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