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地震とエコと経済と~私の悲観 Ⅰ

今回の記事、まだ自分の中では

まとまっていないながらに書きます。

書きながら、少しは頭が整理できるかな…。

今月の初めに「究極のエコ?」なる記事を書きました。

そのきっかけになった思いの一つは、

「何でもかんでもエコの大合唱だなぁ」って感じたこと。

でも、それを言っている人やっている人、

「エコ」って言われる商品を作ったり買ったりする人、

その思いには環境保全へのピュアな思いもあるのでしょうが、

私は、疑問だらけでした。

そんなんで本当に環境は保全されるの?

どこか、お遊びというか流行の空気を感じました。

それが、今回の地震で一変しました。

まず、「エコ」なんて言葉は死語になりました。

誰も口にしません。

それでいて、みんなで節電して、

車の運転や不要不急の外出を控えている、

皮肉なことに、エコの大合唱時代よりもずっと

エコな生き方をしていると思いませんか?

私は以前から「科学技術ではエコはできない」と考えていました。

科学技術が全てダメというのではありませんが、

それはあくまでも補佐的なもの。

主体は私たちの生活意識だろう、と。

これだけ紙面をにぎわす原発だって、
昨年の閣議決定でCo2排出量が少ない、
つまりエコな資源とみなされました。
「えっ、原発がエコ?」って感じですよね。

でも、数字だけを切り取ってみるとこういう判断になりかねません。

技術だけだと、何かを落としてしまうんです。

とは言え、私たちが環境保全のために、

自分たちの生活レベルを落とそう、

と言うのも、机上の空論でしょう。

だから、技術でも私たちの生活でも、

抜本的な環境保全は無理、

どこかで破滅的な変化がない限り、

自然環境の悪化は止まらないだろう、

悲観的ですが、私はそう考えていました。

昭和日本の帝国主義が、敗戦で潰えたように。

続きは、次回に書きたいと思います。


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コメント

お久しぶりです。
相当な無気力に襲われて、日々の生活に精いっぱいでございました。
いつもご無沙汰してすみません。


エコについて。
私が初めてエコポイントという言葉を聞いた時、なんじゃと思いましたよ。
生活レベルが低くなくなくなくない(笑)我が家は、どう頑張っても世間一般の家庭よりエコな生活をしています。
それはそれで幸せで、不自由を楽しんでいるところもあって、なかなかのものです。

エコポイントは、家電を買った人がもらえるっ知り、これ以上さらに電気を使う、エコじゃない人がどうしてポイントをもらえるんだぁー、ってほんとに思いました。
つましく、エコな生活をしている人に、「あなた環境に配慮した生活してて偉いですね。」ってポイントくれればいいのに…、フフッ、ただの‘ひがみ’ですね。

電気に頼りすぎているというお話も、うなずけるところがたくさんたりました。
震災後の石原都知事のコメントも、納得できるものがありました。

だからといっていきなり電気がなくなり今の生活が送れなくなったら怖くてしか手がないんですよね。

もちろん被害に遭われた方々の心情を考えると胸が潰れそうになるけれど、みんながみんな、同じ方向を向いて、復興だ、支援だと言っているだけではもうダメなような気がしています。
これは、へそ曲がりでしょうか?
被害も余震も何にもなく普通の生活を遅れているからなのでしょうか。
すとれちあ。さんみたいに頭がよく、思いを的確に文章にできないのがもどかしいですけど、なんとなく、わかっていただければ嬉しいです。

長くなってしまってすみません。

投稿: | 2011年3月22日 (火) 16時50分

↑↑ワタクシです。
相変わらずそそっかしくてごめんなさいっ。

投稿: クロ | 2011年3月22日 (火) 17時09分

今日も寒い中朝から帰りまで12時間、暖房なしの職場で手が凍え、しもやけになりそうです。帰り道は節電タイムで真っ暗。闇の中を寒さに震えながら帰りました
ワタシの職場ではこの暖房を切ったことで、電力が去年の同時期より40%削減したそうです。電気を40%節減できれば相当なエコでしょうねえ。体が寒さになれればいいけれど、人間、苦労はすぐ忘れてしまいます。東電ではガスを使った火力発電を計画中みたいですね。原発はなくなってもCO2対策としては後退してしまいます
やはりみんながどこまでこの24時間不夜城にNOと言えるか。そういうところにエコの精神があるんでしょうね

投稿: ゆうまま | 2011年3月25日 (金) 21時51分

クロさん おじゃりやれ

いっぱい書いて下さってありがとうございます。
そして、全然コメレス書けなくてすみません。

エコ商品、商品の方向性としては悪くないと思うんです。
これからの商品は、そういうものを大切にしないといけない。
でも、自然から見たら(すごく荒っぽい言い方だけど)
「味方ではない。比較的マシな敵」ってとこだと思います。
それを、味方と錯覚させてしまうところに問題がありますね。

石原さんの発言、命を預かる行政の長としてはどうかと思うけど
(都民ですら死者出てるのに!)
一人の作家・個人としての発言なら、理解できます。
私たち(被災者が、ではなく)、天罰を受けるに等しいと思いますよ。

復興だ、支援だと
言ってるだけじゃダメ、
クロさん、すごく鋭いな、って思います。
私は、クロさんからコメントをもらうまで、
そうは頭になかった…。
震災前の私たちの社会、問題点も多かったと思います。
もちろん、復興する事は大切だけど、
何が問題でどうあるべきか、
ちゃんと考えていきたいですね
(ってクロさんと着眼点違うかもしれませんが)。

投稿: すとれちあ。 | 2011年3月30日 (水) 13時58分

ゆうままさん おじゃりやれ

40%とはすごいですね。
実際は、業務上消しえない電力消費も多いでしょうから、
それ以外を「全て」OFFにしないと達成できないのではないでしょうか。

エコにしても防災にしても人間の健全な生活にしても、
根っこは同じな気がします。
私たちが地に足をつけた生活をすれば、
それだけでいいような気がするのですが。

投稿: すとれちあ。 | 2011年4月 1日 (金) 21時55分

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