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2011年8月

死滅回遊魚

って知っていますか?

何だかものすごい、重い響きですが…、

実はこれ、とても身近な現象なんです。

チョウチョウウオやベラ、スズメダイ等の

亜熱帯地方で暮らす熱帯魚の一部は

実は伊豆や神奈川、千葉でも見れるんです。

と言うのも、その卵や稚魚の一部が、

黒潮に運ばれてこちらまでやってくるから。

そして彼らは夏の間、東日本沿岸に住みつき、

海水浴に来た人たちの目を楽しませてくれます。

しかし、やがて秋が来て、水が冷たくなります。

亜熱帯性の彼らは、繁殖することもなく、死滅します。

海水浴客の消えた海、水面の下では、

恐竜の絶滅と同じような現象が、

毎年、繰り返されているのです。

彼らが残せるものは、子孫ではなく、

他の生物の食糧、自らの死骸だけです。

どうした自然のいたずらか、

何とも酷い現象ではないでしょうか。

ですがこの現象、悠久の昔からの営みでもあります。

彼らが長い旅を経て、もたらしてくれるのが

今、そこにある海の恵みなのです。

これは、忘れてはならない事実でしょう。

そして今、ささやかれているのが

「死滅回遊魚が死滅しなくなる日」です。

地球の温暖化に伴って、彼らの死滅する時期は

次第に遅くなりつつある、

このまま、春を迎えてしまう日も遠くないそうです。

これは、喜ばしいことでしょうか?

死滅回遊魚が死滅しなくなる日、それは

もっと多くの生き物が死滅してしまう日、

そんな気がしてなりません。

その中には「人類」も含まれるでしょう。

それとも、人類こそ「死滅性」の生物なのでしょうか。

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私は、ルリスズメダイが好きです。

もちろん、死滅なんてしてほしくない。

でも…、ジレンマです。

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今年、今日という日

私の職場、ぱいなぷる保育園の事務室には

「てんしゅどう」と呼ばれる棚があり、

毎日保育士や事務の者がそこを利用しています。

そこに入っているのは、所謂裏紙、

使い終わったり、印刷等で失敗をしたコピー用紙です。

言葉あそびが好きな園長が

「浦上天主堂」から類推で名づけました。

人によっては、不謹慎と見るかもしれないネーミング、

でもこのおかげで、私たちは一年中、

遠く離れた(ほとんどの人が行ったこともない)

長崎という地、今日の日を毎日のように意識しています。

使える紙を廃棄せずになるべく何度も使う、

エコの基本だと思います。

それだけではなく、

子どもたちの前で大人がものを大切にする、

これは中身のある保育には不可欠でしょう。

さりとて、何でもかんでも裏紙にはできません。

「てんしゅどう」に入れる時、使う時、

裏に書かれた情報が、見られても大丈夫か、

緊張感を持って確認せねばなりません。

この時、否応なく「事務」に向き合うのです。

何とはなく見える裏紙の管理ですが、このように、

平和、エコ、保育の中身、情報管理と

いろんなエッセンスが詰まっているところでもあります。

そしてそれは、ささやかながら、全てが寄り集まって

子どもたち・人間の未来につながっています。

さて、今年は放射能への関心が例年にない高まり、

その中でこの日を迎えました。

明日の光があるのなら、

それは電力でも、業火でもない光であってほしい。

89日、長崎原爆忌。

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世界遺産級のLani KaiⅣ

小笠原ツアーの3日目、

昨日は自転車で近くの海を散策、でしたが、

今日は、同じ宿に泊まっているお姉さんと一緒に

車を借りて、ちょっと遠出…。

お姉さんが一緒なので、もんすてら。も嬉しそう^o^

まずは、戦時中に空襲に遭った船、

濱江丸が沈んでいる境浦へ。

八丈にはない白い砂のビーチ、

「♪Kiss in Blue Heaven~」と

歌いたくなります。

(何の歌か、分かります

松田聖子の「天国のキッス」です)

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以前にも書きましたが、世界遺産に登録された小笠原、

実は戦争の遺産もかなり残っていて、

最初にそれを見ることができるのが、ここ境浦。

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そして、沈んだ船はリーフとして、

魚たちのゆりかごになっています。

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人類の愚行と悲劇の産物が、

豊かな自然の背景となっている。

そしてその自然は、今や人類の宝になりました。

皮肉でしょうか?

いえ、私はこれを、人類の進歩と呼びたいです。

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お昼ごはんは、港近くで買ったドーナツ、

フワフワで優しい味。すっごく美味しかった。

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そして島を南へ、意外なことに、

こんな立派な川もあるんです。

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それが流れ込む小港海岸。

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そこから山道を歩くこと20分、

中山峠からの景色は最高でした。

手前の小港、奥のコペペ海岸と

湾がきれいに円弧を描いています。

そしてはるか遠くに見える二見港に戻って…

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夜は夜、最高のショーが待っていました。

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街の目の前、前浜海岸でウミガメの産卵、

感動したのは最初だけ、

あまりにもたくさんいるので、

浜辺を歩くウミガメがカニくらいにしか見えなくなる、

小笠原ってすごいところだね、

現地で知り合った友達と話しました。

さて、明日はいよいよ、島を去る日です。

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