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死滅回遊魚

って知っていますか?

何だかものすごい、重い響きですが…、

実はこれ、とても身近な現象なんです。

チョウチョウウオやベラ、スズメダイ等の

亜熱帯地方で暮らす熱帯魚の一部は

実は伊豆や神奈川、千葉でも見れるんです。

と言うのも、その卵や稚魚の一部が、

黒潮に運ばれてこちらまでやってくるから。

そして彼らは夏の間、東日本沿岸に住みつき、

海水浴に来た人たちの目を楽しませてくれます。

しかし、やがて秋が来て、水が冷たくなります。

亜熱帯性の彼らは、繁殖することもなく、死滅します。

海水浴客の消えた海、水面の下では、

恐竜の絶滅と同じような現象が、

毎年、繰り返されているのです。

彼らが残せるものは、子孫ではなく、

他の生物の食糧、自らの死骸だけです。

どうした自然のいたずらか、

何とも酷い現象ではないでしょうか。

ですがこの現象、悠久の昔からの営みでもあります。

彼らが長い旅を経て、もたらしてくれるのが

今、そこにある海の恵みなのです。

これは、忘れてはならない事実でしょう。

そして今、ささやかれているのが

「死滅回遊魚が死滅しなくなる日」です。

地球の温暖化に伴って、彼らの死滅する時期は

次第に遅くなりつつある、

このまま、春を迎えてしまう日も遠くないそうです。

これは、喜ばしいことでしょうか?

死滅回遊魚が死滅しなくなる日、それは

もっと多くの生き物が死滅してしまう日、

そんな気がしてなりません。

その中には「人類」も含まれるでしょう。

それとも、人類こそ「死滅性」の生物なのでしょうか。

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私は、ルリスズメダイが好きです。

もちろん、死滅なんてしてほしくない。

でも…、ジレンマです。

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コメント

地球の生態系は変わっていますよね
人間の手によって大きく変わっています
ワタシタチが生きている今と
数千年後の世界は
大きく違うものになるのではないでしょうか
そのころまで人類が続いているといいのですが・・
大きなミスをして人間の時代は終わる
なんていうSFチックなことが現実にならなければいいと思っています

投稿: ゆうまま | 2011年8月15日 (月) 22時02分

海の中で、そんな現象が起きているなんて知りませんでした。
死滅回遊魚かぁ。。。
なんだか切ないお話ですね。
自然界での生態系は頭にありますが
海の中のことは、正直あまり考えたことがなくて。
先日水族館に行ったので、より身近に感じます。
この先、どうなっていくのでしょうね。
いろんなところに、ひずみが出てきそうで怖いですね。

投稿: ゆめ | 2011年8月26日 (金) 23時18分

ゆうままさん おじゃりやれ

確かにSFチックですが、下手をすると
数千年後に人類が健在の方がずっとSFな話かもしれません。

今回の震災やリーマンショックで痛感したのが
「破滅は突然やってくる」「破滅は波及しあう」ということ。
突然やってきた破滅が、他に影響を及ぼして想定外の悪夢が起きる、
そして、破滅のスタートはそこここにちらばってる・・・、
何ともこわいものです。

投稿: すとれちあ。 | 2011年9月 5日 (月) 14時36分

ゆめさん おじゃりやれ

ずっとコメレスしてなくてスミマセン
どうしても、熱帯魚にはきれいでかわいいのが多いので、
切なさもひときわ、です。
でもきっと、このままでは、もっともっと切ないことになってしまう、
少しずつ長生きしている熱帯魚が警鐘を鳴らしている気がします。

投稿: すとれちあ。 | 2011年9月 9日 (金) 18時18分

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