鳥も通わぬ八丈は、黒潮の恵み豊かな亜熱帯の島、
きれいな海のイメージが最初に浮かびますが、
陸の上だって、楽しめる彩はたくさんあります。
何と言っても、咲き誇る南国の植物です。
南国の花と言って、何を思い浮かべますか?
一番の代表格は、赤い花弁にスッと伸びた柱頭、
ハイビスカスではないでしょうか。
女の子なら誰でも、手に取ると髪に刺したくなるでしょう。
家の近所の歩道に植わっている植物、
東京などだとツツジが代表的なのでしょうが
(私の住む町では、ハマユウ。これも南国ちっくですが)
八丈では、何とこの役割を、ハイビスカスが果たしてます。
歩いても車で走っても、
濃い緑の中にポツポツ開く赤が鮮やかです。
今年は、冷夏のせいか少し開花が少ないような気がしました。
ハイビスカスと赤さを競うのが、サルビアの花。
東海汽船の定期船の名前にもなるくらい、存在感があります。
小学校の帰り道、雌しべの蜜を吸った記憶、ありませんか?
情熱的な真紅が薄まって、ちょっとかわいいピンク色。
やっぱり島中で見かけるのがブーゲンヴィリア。
ヒラヒラした花弁に、私は金魚をイメージします。
かわいらしいけど、バラより固いトゲもあったりして…。
歩道の灌木がハイビスカスなら、街路樹は何でしょう?
プラタナス?スズカケの木?銀杏?
八丈では、この島の木、
フェニクスロベレニー(椰子の木)が並んでいます。
他にも、ガジュマルやらシダやらソテツやら、
トロピカルな樹木や大きな植物がいっぱい。
そしてその下には、穴だらけでボロボロ、
ちょっとユニークな葉っぱのモンステラ、
島の料理には欠かせない明日葉が、
人目日差しを忍んで生えています。
そして、島の花、
私がH.Nとしていただいたストレチア。
極楽鳥花って和名をつけた方は秀逸です。
本当に、茎の上に極楽鳥がいるみたい。
南の島の楽園のイメージに、ピッタリだと思いませんか?
今、台風18号が近づいていますね。
南大東島と同じく、八丈も台風銀座。
気象情報で必ず出てくる地名です。
そんな島でも、植物たち、
しっかり根を張って頑張ってます。
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